2022年6月号リリースノートサマリー
カスタマーエンゲージメントチームの大屋戸 真章です。
今回の6月号では2022年5月のリリースノートをご紹介いたします。
Betaリリース
Salesforce PardotインポートIntegration
Salesforce Pardotコネクタでは、PardotからTreasure Dataにデータを取り込み、カスタムセグメントをアクティブにしてPardotに戻すという形で、エンドツーエンドソリューションを自動化する事が可能です。このIntegrationは、Pardot V4 API オブジェクトからドキュメント化されていないフィールドを構成する機能の追加により改善されました。
Salesforce PardotインポートIntegrationの詳細はこちらをご覧ください。
GAリリース
PUSHCODEインポートとエクスポートIntegration
Treasure Dataは、PUSHCODEのインポートとエクスポートのIntegrationを提供開始しました。PUSHCODEは、サイト訪問者に適切なタイミングで最も関連性の高いコンテンツをプッシュ配信できる、日本発のWebプッシュ通知サービスです。
このIntegrationでは、配信結果等のPUSHCODE提供データをGoogle Cloud Storage経由でインポートでき、同じくGoogle Cloud Storage経由でターゲットユーザーIDのリストをPUSHCODEへエクスポートができます。これにより、Treasure DataにてPUSHCODEの配信結果の分析を可能にし、より高度なパーソナライズドプッシュ配信を行うことができます。
PUSHCODEインポートとエクスポートIntegrationの詳細はこちらをご覧ください。
アップデート
Oracle Netsuite Bronto -非推奨-
Oracle Netsuiteは、以前の発表でNetSuite Brontoの保守終了を宣言しており、発表の通り2022年5月31日をもって保守を終了しました。そのため、以降は新しいマーケティングプラットフォームへの移行を推奨します。
それに伴いTreasure Dataでも、既存のIntegrationとドキュメントをプラットフォームから削除する予定です。
今後の予定
IterableエクスポートIntegrationの改善
Iterableは、カスタマージャーニー全体のすべてのインタラクションを作成、最適化、計測できるクロスチャネルマーケティングプラットフォームです。Treasure Dataでは、IterableエクスポートIntegrationにおける、エクスポート時の複雑なJSONオブジェクトの生成方法を修正します。
これにより、エクスポート前の複雑なクエリは必要なくなり、Output及びActivationからJSONオブジェクトを生成しエクスポートできるようになります。
Google BigQueryエクスポートの改善
Treasure DataからGoogle BigQueryへのエクスポートは、エクスポート毎にこれまで4GBの容量制限がありましたが、今回の改善でエクスポートのファイルを小さく分割することで、これまでの容量制限が無くなります。現在稼働中の既存ジョブの再構成や移行等の作業は特に必要ありません。
Hive 0.13のサポート終了
Treasure Dataは、5月23日にHive 0.13のサポートを正式に終了しました。現在はHive 2/Tezがデフォルトの処理エンジンになっています。
Presto v317からv350への移行
Treasure Dataは、2022年5月をもって、全てのお客様のPresto v317からv350への完全移行を完了させました。 この移行の取り組みにより、以下項目の改善を見込んでいます。
- 様々なクエリパフォーマンスの向上
- 新しいUDFの提供
- カラムレベルのアクセス制御によるデータガバナンスの強化
移行後のPrestoとクエリの互換性の詳細はこちらをご覧ください。
過去のリリースノート紹介記事
ご不明の点は担当のカスタマーサクセス、またはサポートまでお問い合わせください。