HOW TO TD(User Engagement)Treasure Data User Engagement

プロジェクトリーダーがコンフリクトを解決するには

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カスタマーコンサルティングチームの伊野 露起です。
Treasure Data CDPを導入するプロジェクトでPMOを担当しています。

前回はプロジェクトリーダーが実施するチーム・ビルディング(組織づくり)の4ステップ(形成期、混乱期、統一期、機能期)のうち混乱期を乗り越えるアプローチについてお話させて頂きました。今回はその混乱期に発生しやすいコンフリクト(意見の衝突)を、プロジェクトリーダーが直面した場合のアプローチについてお話したいと思います。

プロジェクトにおけるコンフリクトとは

プロジェクトにおけるコンフリクトとは、プロジェクト・メンバー同士の衝突です。衝突の原因は様々ですが、コンフリクトを放置したままではチーム・ビルディングがうまくいかないばかりか、プロジェクト・チームの生産性が悪化しプロジェクトのゴールまでたどり着けない事も考えられます。その為、プロジェクトリーダーはコンフリクトに適切に対処する事が必要になってきます。その対処の一つのアプローチとしてトーマス・キルマン・モデルがあります。

トーマス・キルマン・モデル

トーマス・キルマン・モデルとは心理学者「ケネス・W・トーマス」と「ラルフ・H・キルマン」が自己主張の強さと受け入れる強さの2軸から、コンフリクトが発生した場合の解決行動を分類したモデルです。

コンフリクトが発生した際の解決行動は「競争」、「受容」、「妥協」、「回避」、「協調」の5つ分類されます。

競争(Win-Lose)

自己主張・非協力型
決断を短期間に行う必要がある場合の解決行動。自分の意見を相手に強制(自分の利益を最優先)させるが、強制させた側に否定的な感情が持たれやすい。

受容(Lose-Win)

非自己主張・協力型
コンフリクトを通して得られる成果に大きな重要性がない場合の解決行動。自分の利益よりも相手の利益を優先させるが、繰り返し利用すると他者に利用される恐れがある。又自分自身は満たされない。

妥協(Win-Win,Lose-Lose)

双方が納得できる折半型
部分的な実現を図る解決行動。双方がディスカッションにある程度時間をかけ解決方法を見出す意志がある場合にとる行動。

回避(Lose-Lose)

非自己主張・非協力型
解決を先送りし、コンフリクト自体を回避する解決行動。膠着状態が続き、小休止する場合にとる行動だが、問題を先送りにする為、双方とも満たされない事になりやすい。

協調(Win-Win)

自己主張・協力型
お互いの利益を尊重し協力しながら事態解決を図る解決行動。両者とも協調性のある姿勢とオープンな対話が必要。双方に大きな成果を得る事が可能。

コンフリクト解決手順

コンフリクトを解決するもっとも望ましい解決策は、一方が勝てば必ず他方が負ける「競争」から双方が勝つように「協調」にする事です。コンフリクトを解決するステップ例は以下になります。

  1. 一致点と相違点を明確にする
  2. 解決策を見つける事に合意する
  3. 何が対立のきっかけとなったのか原因を明確にする
  4. 相手の気持ちを/意見を理解する
  5. 冷静に合意点を見つけWin-Winでコンフリクトを解決できないか考えてみる

まとめ

プロジェクトを進めていく上で必ずコンフリクトは発生します。しかし、コンフリクトを解決する事は、成果物のクオリティーを高めたり、新たなアイデアを生んだり、信頼を得たりするキッカケにもなります。プロジェクトリーダーであるあなたは、コンフリクトをネガティブに捉えるのでなく、コンフリクトを効果的に扱えることができているでしょうか。

(参考文献)
 ・堀 公俊 「ビジネスフレームワーク」

伊野 露起

Customer Consultingチーム

大学卒業後、独立系SIerにて金融システム開発に従事。その後、複数の中小SIにて基幹システム開発、ERP導入、Windows・Web・モバイルアプリケーション開発、ネットワーク構築、システム営業を経験後、多くのシステム構築案件のプロジェクトマネジメントを経験。2015年、トレジャーデータに参画し直販営業を経て、大手車載機器メーカーにてモビリティデータを活用したサービス企画・開発のプロジェクト支援を担当。現在はカスタマーコンサルタントとしてTreasure Data CDPを活用したシステム開発・運用のPMOを担当

得意領域 : プロジェクトマネジメント、IoTテレマティクスサービス

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