Treasure Data CDPのファネル作成機能
カスタマーオンボーディングチームの大西 高広です。
今回は、AudienceStudioのファネル機能についてご紹介いたします。
ファネル作成機能
最大8つのステージからなるファネルを作成・カスタマイズし、ユーザーのサービス体験を正確にセグメントとして反映することができるようになります。このファネルのステージを作成すると、ステージをさらに分析・改善を行なったり、特定のステージにいるユーザーに向けて次のステージへ進ませるためにキャンペーンを行う等の施策も可能になります。
このファネル作成機能の中で作成するステージセグメントは、バッチセグメントとは異なる仕組みでできています。
通常バッチセグメントでステージセグメントと同じ内容を作成する場合、個別独立したセグメントとなるため、他のバッチセグメント内に各ユーザーが存在していようがいまいが基本関係無くセグメントを生成するため、各ステージに対して同じユーザーが存在する結果となります。※下記イメージ
一方、このファネル作成機能で活用するステージセグメントは、
- 各ユーザーは、同ファネル内の複数のステージには存在せず、必ず1つのステージにしか存在しません。
- 各ユーザーは、より先のステージのセグメント条件が優先され、先のステージにいけばその手前のステージのセグメント条件にも合致していたとしても、より先のステージに属する結果となります。
※下記イメージ
また、このファネル作成機能で活用するステージセグメントについては、
- A/Bテストの作成
- Profiles API Tokenでの利用
がそれぞれできないルールとなっています。
ファネル作成時のv5での画面は左になるのですが、右のv4と比べてもほとんど変化なく利用いただけます。
異なる点としては、セグメント生成時の作成画面のUIがv5とv4とで大きく異なってくる点ぐらいですが、v5にバージョンアップしたことで中身は非常に扱いやすくなっていることもありますので、一度お試しいただければ使いやすさを実感いただけるかと思います。
いかがでしたでしょうか。ユーザーの分類は出来ているようで出来ていない企業様が多いこともあり、
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のような簡単なステージの区分けから作成し、ステージの可視化やその改善、また、次のステージに進めるための個々の施策へと落とし込みを図り、ステージを活用したよりよい顧客体験とそこに紐づいたサービスの改善に取り組んでみてはどうでしょうか。この機会にでも是非、お試しいただければ幸いです。またご不明な点等ありましたら、弊社のカスタマーサクセス担当迄ご相談いただければと思います。