Audience Studioアップグレードに伴う新機能と概要
カスタマーエンゲージメントチームの今川 尭人です。
Audience Studioのアップグレードバージョンであるv5リリースされます。この記事では、Audience Studioのアップグレードについて、全体像をお伝えします。今後、この記事をきっかけにこれから4週間、新しいAudience Studioについての記事を毎週更新いたしますので、合わせてご覧ください。
第1回:Audience Studioアップグレードに伴う新機能と概要
第2回:Audience Studioの「V5とV4の機能面の違い」
第3回:Audience Studio V5とV4の主要画面比較説明
第4回:Audience Studio v5へのマイグレーション方法
また、しばらくは現行バージョンであるv4とv5は並行稼動を行う予定ですが、v4はクローズ予定(時期未定)ですので早期の移行をおすすめ致します。
そもそもAudience Studioとは
こちらの記事をご覧になっている多くの皆様にとってはご存知かと思いますが、改めてAudience Studioについて簡単にご説明させていただきます。Audience Studioは、お客様が実行する様々な施策で利用するためのマスターセグメント、ユーザーセグメント(リスト)の作成を、Treasure Data CDPのインターフェイス内で直感的に作成することができる機能です。非エンジニア(マーケティング担当者・営業担当者など)の方でSQLを使うことができないご担当者様でも実行できます。
Audience Studioでは以下機能を有します。
- Dashboard
- Segment & Funnel
- Profiles
- Predictive Scoring
- Activation
- Profiles API Tokens
Master Segmentと期間を指定し、そのボリュームや成長率の把握が可能
様々な条件でユーザーセグメント作成が可能。AudienceStudioのメイン機能
ユーザーごとの属性や行動履歴などの詳細を確認が可能
機械学習等の専門知識を必要とせずセグメントの類似度をスコアリングが可能
メディアやマーケティングツールへのセグメントの外部連携が可能
ウェブサイトやアプリなどへの来訪ユーザーのセグメント情報を返却するAPI。他ツールとの連携でコンテンツの出し分けなどが可能
アップグレードの内容
以下7つの機能がアップグレードされます。
管理機能、使いやすさの強化
- フォルダ階層構造 & より細かなアクセス制御
- 多言語サポート (日本語サポート)
多様なセグメント設計
- タイムベースドフィルター機能
- アドバンスドセグメントエディター機能
- A/B テスト用セグメントグループ作成
- カスタマージャーニー作成機能
- 予測スコアリング機能拡張
詳細は次回以降掲載される記事内で触れますが、いくつか簡単にアップグレード内容をご紹介いたします。
フォルダ階層構造 & より細かなアクセス制御
各フォルダ内でダッシュボード、セグメント、プロファイルを管理でき、それぞれのフォルダに対し権限制御が可能に。
タイムベースドフィルター機能
セグメントを作成する際に、属性や行動に紐づいた時間のフィルターの作成が可能に。
アドバンスドセグメントエディター機能
A OR (B AND C)のような高度なAND/ORロジックを利用したカスタムルールの組み合わせによるセグメントの構築が可能に。
今回はAudience Studioのアップグレードについてご紹介しました。冒頭でもご紹介の通り、各機能の詳細や現状との機能比較、移行方法等について今後掲載いたしますので、合わせてご確認いただけますと理解が深まるかと存じます。
その他、移行にあたり不明点や確認したい点がある場合は別途弊社CS宛までご連絡ください。