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HOW TO TD(User Engagement)Treasure Data User Engagement

2021年7〜8月リリースノートサマリー

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はじめに

カスタマーレプレゼンタティブチームの関川 誠です。

今回からTreasure Dataより毎月末に公開しているリリースノートからポイントをご紹介していきたいと思います。
リリースノートでは、当月、および来月以降に提供開始、ベータテストを開始する新機能や、サービス全体に関わるアップデートを紹介しています。
この記事では、多くのお客様に関心のありそうなものをピックアップしてご紹介していきます。

今回は、2021年7月2021年8月のリリースノートからご紹介します。

新UIのベータ開始「Audience Studio v5 Beta」

Master Segmentから条件を設定、作成したセグメントをMAや広告などの外部サービスに出力(Activation)する機能を担うAudience Studioの新バージョンのベータテストが開始されました。(2020年9月現在のUIはv4、ベータはv5なります)

過去多くのお客様からご要望をいただいていた下記のような新機能を提供すると同時に、UIデザインを一新します。

  • フォルダーの複数階層化と権限設定:v4での1階層から複数階層を持てるようになり、また階層単位でPolicy Based Permission によるアクセス権限の管理を設定可能になり、多数のセグメントの管理の見通し・管理を改善
  • セグメント編集画面の改善:ドラッグアンドドロップによる直感的な操作、より複雑な条件のかけあわせに対応
  • 日本語対応:Treasure Dataでは初めて、日本語UIを提供
  • A/Bテスト:新たに無作為にA/Bテスト用ユーザグループを作成する機能が追加
  • その他、Journey(現在のv4でのFunnelの名称を変更したもの)、Predictive Scoringも新たなUIで提供され、操作性を改善


今後、ベータは秋にかけて実施し、正式に提供を開始する予定ですが、Treasure Dataでは、現在のバージョンのv4も当面の間は並行して提供し、短期間での移行をお願いすることはありませんので安心ください。
また、正式提供時には、スムーズな移行に向けて既存のMaster Segmentとその配下にあるSegmentやActivationを一括で移行するサービスの開発も進めております。

ベータテストにご協力をいただけるお客様は、担当のカスタマーサクセスまでご一報ください。

S3出力用コネクタのベータ「Amazon S3 v2 Export Integration BETA」

広く利用いただいているTDからAmazon S3へのデータ書き出し用コネクタの新バージョンにおけるベータが開始されました。認証方式、SSE-KMS対応、Quote Policy対応といった新機能をサポートするものです。
なお、現在のS3コネクタも継続して提供するため、新機能を必要とされる場合を除いて移行作業は不要です。

Authenticationの権限設定に対応「Granular Permissions for Authentications」

Policy Based Permission(PBP)をご契約のお客様向けに機能追加のご案内です。
これまでPolicy設定の対象外であったAuthenticationのサポートを開始しました。
これまで、共有するとユーザ全員がAuthenticationを利用可能となっていましたが、この機能を利用することで各Authenticationごとに利用できるユーザを管理することができます。
個別に機能の有効化が必要なため、ご関心のあるお客様は担当のカスタマーサクセスまでご一報ください。

MS生成エンジンのHiveバージョンが変わります「Master Segment Workflow moving to Hive 2/Tez」

これまでMaster Segmentの生成処理は、PrestoとHiveの組み合わせ、またはHiveのみを選択可能、かつHiveについては、エンジンのバージョンも0.13か最新のHive 2/Tezから指定できました。

後者のHiveについて2021年8月に全ユーザの設定をHive 2/Tezに変更、9月にはHive 0.13を削除する予定をアナウンスしています。こちら、お客様側の作業は不要です。

リアルタイムでSFMCからインポート「Salesforce Marketing Cloud Streaming Import Integration BETA」

バッチで対応していたSalesforce Marketing Cloud(SFMC)からTDへのデータ取り込みに、新たにイベント発生時にデータを取り込み、5−10分程度でTD上での処理が可能となる新しいコネクタをベータを開始しました。
これまでよりも短い間隔でSFMCで実施した施策の結果(メール開封など)を使った処理などのSFMCイベントをほぼリアルタイムでストリーミングします。

連携関連サマリ

コネクタ関連のアナウンスをまとめてご紹介します。

    今後の予定(開発中の機能)

  • Azure Data Lake Import Integration BETA
  • Data Landing Areas Integration(TDとのデータ連携用に一時的にデータを保管するSFTPサービス)

ご不明の点は担当のカスタマーサクセス、またはサポートまでお問い合わせください。

関川 誠

Customer Representativeチーム

1992年に日米合弁のコンピュータメーカに入社、その後、複数のIT企業で広報、マーケティングを担当。前職ではOSSに特化したSIベンチャーで、システム提案から開発、保守・運用までの管理を経験。この間にオンプレミスからクラウド・SaaSへの流れを体感。2015年、トレジャーデータに参画し、直販営業、パートナ営業を経て、2018年よりカスタマーサクセスを担当。現在は、金融、エレクトロニクス、流通、アドテク、メディアといった複数領域のお客様支援をパートナー様とも連携しながら推進。

得意領域 : データアライアンス、リソース管理

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