Treasure Data CDPとLINE広告の連携について
Treasure Data CDPは、LINE株式会社のパートナープログラム「LINE Biz Partner Program」において、「Technology Partner」として認定されました。本プログラムの認定により、Treasure Data CDPに格納済みのデータを利用したセグメントリストをLINEの広告プラットフォームへシームレスに連携することができるようになりました。
本ブログでは、Treasure Data CDPとLINE広告の連携方法について解説します。
連携の前提
Treasure Data CDPとLINE広告の連携のKeyとして、IFA(IDFA、GAID) / email / 電話番号を利用します。この情報は下記のWorkflowにてハッシュ化されたうえで連携されます。
また現状、LINE広告へ連携する際は、コネクタが無くAudience StudioからActivationで連携することができないため、トレジャーデータのSEが提供するWorkflowをお客様のCDPに設定していただく必要があります。WorkflowにはPythonスクリプトが含まれるので、Custom Scriptingという機能が必要です。また、データ抽出を行うためのSQLはお客様ご自身で作成いただく必要がございます。
設定の際、トレジャーデータのSEが一時的に貴社のTreasure Data CDP環境にAPI経由でアクセスいたしますので、Master API key(作業時のみの一時的なもので構いません)のご提供とIP Whitelistをご利用の場合、弊社のIPアドレス(接続元IP)をご登録いただく必要があります。
連携の手順
1.広告アカウントIDの紐付け
本連携に必要なLINE広告の広告アカウントIDをご確認ください。
ご提供いただいた広告アカウントIDでSEが連携の為の紐付け作業を行った後、お客様のLINE広告アカウントのAdminメールアドレス宛に紐付けの承認依頼メールが届きますので、承認をお願いします。
2.お客様のCDPへWorkflowを登録
SE、またはCSからWorkflowをzipでご提供します。そちらをお客様のTreasure Data CDP環境へ登録して下さい。
3.SEへSecret登録依頼
Workflowの登録が完了したら、続いて以下の情報をSEへご提供下さい。
- WorkflowのProject名
- Master API key
※前述した通りトレジャーデータのSEがAPI経由で貴社のCDPにアクセスし、作業いたします。IP Whitelistをご利用の場合、事前に弊社のIPアドレス(接続元IP)をご登録いただく必要があります。
4.Workflow内の各種パラメータの登録
Workflow内の以下のパラメータに任意の値、及びSQLなどを登録して下さい。
*1: line_ads_access_keyとline_ads_secret_keyは、Data Provider (=トレジャーデータ社) としてのクレデンシャル情報のため、お客様へ共有することはできません。本理由により、これらの値は弊社が設定します。
5.Workflowの実行及びLINE広告上のオーディエンスステータスを確認
上記の設定が完了したらWorkflowを実行し、完了次第LINE広告のオーディエンスステータスを確認してください。
以上が実際の連携方法となります。
実際に利用してみたいという方は、カスタマーサクセス担当までご連絡ください。