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魚たちの「パーソナライズ」もデータで実現できる? (ゲスト : 山内將生さん第2回)

PLAZMA TALK #10|UDS株式会社 事業企画部 執行役員 山内將生氏

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Treasure Dataでエバンジェリストを務める若原強が各界注目のゲストを招いて対談するシリーズ「PLAZMA TALK」。

今回のゲストは、すみだ水族館の元館長、UDS株式会社 事業企画部 執行役員の山内將生さんです。

今回は、水族館 × デジタルについて考えていきます。

本対談は2回に分けて配信いたします。
後半は、魚たちの「パーソナライズ」もデータで実現可能か、山内さんに伺いました。 「居心地のよい場所」として水族館を捉え直し、生き物にとっての価値と、来館者にとっての価値を再考していきます。水族館の意外な活用のしかたや、魚の行動をコントロールする秘密など、興味深いお話が満載です。インタビュー後、若原はすみだ水族館の年間パスポートを買いました。

第1回目のトークはこちらから

Topics

「生活の場」としての水族館/暮らしのなかの学び/水族館でリモートワーク?/バーチャルバケーション/水族館で「働く」人/水族館体験のアップデート/飼育係と交流/給排水設備へのこだわり/水流で展示をデザイン/混雑に応じた魚量コントロール/水温、光、音/データ活用のターゲットは魚たち/生物を主語に/アルゼンチンの自然環境/ペンギンのための照明/プロジェクションマッピング/「野生に戻ったよう」/ペンギンの反応をデータ化/メタボ解消?/生き物にとっての最適解分析/社会課題への取り組み

Masao Yamauchi : Corporate Officer, Business Planning Department, UDS Ltd.
Tsuyoshi Wakahara: Evangelist, Treasure Data
Recording: 2020/04/15

※収録はオンラインにて行っています。一部背景に環境音が入っている箇所あります。ご了承ください。

若原 山内さんの思う水族館像や、今後お仕事にその経験をどう活かしていきたいか、水族館とテクノロジーやデータが掛け合わされると、どんな世界が見えてくるのか?というのを、いろいろ意見交換できればと思います。

「生活の場」としての水族館/暮らしのなかの学び

若原 まず水族館の中で起こることとして、どんな変化があるのかを考えたいと思います。データやテクノロジーと言ってはみたんですけど、あまり気にしないで結構ですので、今後こういうことを水族館の中で仕掛けていきたいなであったり、実現できたら面白そうだなと思われていることを、お聞かせいただくことできますか?

山内 繰り返しになりますが、水族館では、やはりお客様は魚を見てないんですよね。ここは結構ポイントで、ひょっとしたら普段の生活をそのまま水族館でできるんじゃないかなと。ご飯を食べたり、働いたり、子どもと遊んだりみたいなことをもっと取り込んでいけるんじゃないかなという仮説を僕は持っています。あとは、恐らくあらゆる世の中の出来事は、サイエンスの切り口で言うとつながってくると思うんですね。私たちは、自然の物質の性質を使ったり、地球の恵みから何かを得ているわけなので。そういう意味では、学びのある生活といったことも、自然や海や水をテーマにしている水族館という機能を使って、生み出せるんじゃないかなとも思っています。

水族館でリモートワーク?

若原 そこに乗っかると、私も前の会社では働き方とか、働く場としてのオフィスということの研究に携わっていたんですが、今回のCOVID-19の外出規制やリモートワークの拡大も踏まえると、いろいろ騒動が落ち着いたら、働く場所ってもっと多様化していくんじゃないかなと思っているんです。 要は、今までテレワークってしたことなかった人で、今回初めてテレワークしたというワーカーの方々、そういう状況で社員に働いてもらった会社、企業も結構多いと思うんです。越えられなかったハードルを予期せずして越えたあとって、じゃあ別に会社じゃなくてもいいし、自宅でもいいけど、自宅じゃなくても働けると思ったときに、じゃあどこで働こうか?という視点が、世の中に結構増えそうだなと思っています。 そのうちの一つに、さっきご紹介いただいた、「水族館で働く」みたいなこともあり得るなと。それは、どこまで働けるかというのは、もしかしたらあるかもしれないんですけど、目的や人数など上手く合わせれば、水族館で働くということも全然ありなのかなとも思ったりします。そういう目的で、水族館に行こうという、水族館に行く文脈をどれだけ増やせるか、みたいな話は結構面白そうだなと思いますね。

山内 僕からすると、昨今はワーケーションみたいなものがトレンドですが、そんな面倒くさいことするんだったら水族館に来ればいいのに、と思いますね、とりあえず日常的には。

若原 確かに。「海に行く」ということと「水族館に行く」ということって、結構トレードオフがありそうですよね。手軽だけど結構いい雰囲気である水族館は、すごくいいバランスというか。

バーチャルバケーション

山内 サブスク的に、時間のタームが違うのかなと思っています。1年といったサイクルで考えるときはワーケーションでいいと思うんですけど、1週間のようなタームで考えたときには、サブスク的に少しバーチャルバケーションをしながら働けるようなことができるんじゃないかなと思いますけどね。

若原 今もオフィスの中でいろいろな場所があると思うのですが、今日のスケジュールからするとここで働くのがいいんじゃない?みたいなレコメンデーションをする仕組みが、オフィス空間の中だとちょっとずつ出てきていたりするんです。 それを街全体に範囲を拡大したときに、水族館がこういう人、こういう状況に対してお勧めされる、みたいな機会が出てきたりしても面白いかもしれないですね。自発的に水族館をすぐに活用できるって知らない人でも、お勧めされたら、ちょっと行ってみようかな、っていうふうになりそうです。

山内 そうですね。正直ドロップインで1,500円ぐらい払うんだったら、もうちょっと出したら水族館入れちゃうんで。そっちのほうがお得ですよね。

若原そうかもしれないですね。確かに、コワーキングスペースにドロップインよりは、ちゃんと会員登録したほうがリーズナブルに使えるというところって結構ありますよね。ドロップインするくらいの金額で、実は水族館に行って働けるんだよって認識って、もっと広がってもいいかもしれないですね。

山内 ただ今、僕が考えている水族館は、椅子やテーブルはあまりないんです。そこの設えをちゃんとすることが重要かなと思っています。

若原 本格的に働こうと思うと、もう少し用意したらいいものっていろいろあるのかもしれないですね、水族館の空間の中にも。

山内そうですね。

水族館で「働く」人

若原 ちなみに、すみだ水族館の中で働いている方っていらっしゃるんですか?

山内 すみだ水族館はさっき言った通り、テーブルは少なめなんですけど、椅子はいっぱいあるので、働いていらっしゃる方いつもいらっしゃいますね。男性が多いです。おじさんが多いです。

若原 そうですか。それ、個人的にすごく意外な感じします。

山内 中年営業マンみたいな方が多いですね。

若原 もともと外回りが多くて、ちょっと疲れたときの癒やしを求めて仕事しに来る感じですかね。

山内 そうですね、会社に帰りづらいのかもしれないですけどね。

若原 なるほど。そういう方いらっしゃるんですね。 

山内 意外でしたね。服装が現状かなり違和感あって。

若原 スーツで、っていうことですね。

山内 そうですね。スーツスタイルの方が水族館に来て、なんでいるんだろう?と思ったら、そのまま仕事しているみたいな流れが結構あって。一時期はスタッフに記録をつけさせていました。スーツの方が途中から増えてきたので、「何している」とか、「何時間ぐらいいる」というのを館内の巡回のアルバイトのスタッフに気にしてもらって。そうすると、やっぱりスーツの方は、比率は少ないんですけど滞在時間が長いっていうのが出ていましたね。それは仕事するからですね。

若原 カフェに行ってコーヒー何杯か飲むくらいだったら、水族館に行ってゆっくり仕事するとか、全然あるかもしれないですね。

水族館体験のアップデート/飼育係と交流

若原 ちょっと別の切り口なんですけど、水族館を多目的に過ごす場所として使う話がある一方で、魚が好きで水族館にいらっしゃる方というのも少なくはないと思うんです。そういった方々に対して、より豊かな水族館体験を提供するにはどんなことがありそうでしょうか?過去に考えられたアイデアや妄想などございますか?

山内 大きく二つありまして、一つは飼育係と意見交換ができるというか、実際に魚好きな人が魚好きコミュニティを作れるという、AKB48みたいな発想ですかね、出会える水族館という。質問がたくさんできたりとか、魚マニアの方にもなると、「この魚はなんでこんなに健康なんですか?」みたいな質問があるんです、あとは「飼うの難しいですよね?」「飼い方や繁殖のさせ方は何の本で勉強したらいいですか?」とか、そういうのをお話することが結構あって。

若原 それを実際詳しい方に質問できて、「なるほど!」という答えが返ってきて、しかもそういうことに興味ある方と一緒につながれる。そうするとよりその水族館が好きになるという感じですかね。マーケティング的な話で言うと、エンゲージメントが高まるという言い方もあるかもしれないんですけど、すごく結びつきが強くなる気がしますね、そういう交流ができると。

山内 そうですね。確かに、エンゲージメントの話と似てますね。

給排水設備へのこだわり/水流で展示をデザイン

山内 もう一つが、ハードの話になっちゃうんですけど、水槽の水というのは、濾過をするために循環をしているんですね。水槽って水が入ってきて水が出ていくんです。給水と排水があるんですけど、そこの場所を徹底的にこだわりましたね。水槽の中のその給排口の位置ですね。普通は設備メーカーや水槽メーカー、あるいは建物の設計者がある程度決めてしまっているんですけど、そうではなくて、魚ができるだけアクリルの近くを泳ぐように、ペンギンがダイナミックに泳ぐようにちょっと負荷の高い水流を作って、頑張って泳ぐようにするとか、生物たちがお客様の前に出てくる展示の仕組みをハード的に整えていくということをやったりしていました。

若原 ある種、水流で展示をデザインするみたいな、そんな感じなんですかね?

山内 そうですね。

若原 魚とか生き物の動きって水流を変えると大きく変わるものなんですか?

山内 大きく変わります。

混雑に応じた魚量コントロール

山内 排水はなかなかいじれないんですけど、給水はちょっといじれるので、こだわったのは、水槽の給水口を可変的・可動的にすることです。そうすると、ちょっと回すと、水の給水口の向きが変えられるんですね。そうすると魚たちがそのたびに動き方を変えるので。

若原 学校の校庭にあった水飲み場の蛇口がくるくる向きを変えられる、みたいなイメージということですね。

山内 そうです。そういうことを何度もやって、お客様の前でできるだけ魚たちが泳ぐように考えてやってましたね。 

若原 それは確かに面白いですね。こういう仕掛けになっているんですよ、とか、こういうことをやっているんですよ、ということは、いらっしゃるお客様にお伝えすることはありますか?

山内 残念ながらあまりないですね。今回のような取材や、広報活動ではしていましたけど。

若原 そういった情報をやり取りできるようにすると、より面白がってくれる人も多そうです。そういうことが自由に情報をやり取りできるような仕組みがあっても面白いかもしれないですね。

山内 そうですね。この向きにしたらこういうふうに動く、みたいな整理ができたら本当はよかったんですけど、そこまではなかなかいかなかったですね。本当はそれがあると、先程のデータみたいな話に近づいていくので、面白いのかなと思うんですけどね。

若原 そうですね。傾向を分析して、魚の動きも分析できるかもしれないですし、そこに来るお客様の動きも分析して、こっちの水槽の水流を変えたときには、別の水槽はこういうふうに変えたほうがお客様が分散するとか、分析ができたら面白いのかもしれないですね。

山内 繁忙期と閑散期でちょっと変えるとか。お客さんが混むゾーンは魚の量を減らすとか、そんなことができそうですね。

若原 面白いですね。水族館もそうだと思いますが、一般的に展示ってスタティックというか、なかなか変えられないというのが難しいところだと思うんです。水流で上手く中身の動きを変えることで多様性を出すというか、人の動きも上手くコントロールするみたいなことは、面白そうな世界ですね。

水温、光、音

山内 そうですね。本当は、水流と水温と光と音を変えるというのはやりたかったですけどね。

若原 それはまたそれぞれ効果が違うんですか?

山内 光に寄ってくる魚というのはたくさんいます。これは、僕も開業してからわかったので設備がなかなかないんですが。音に反応する魚もいるらしいです。水温で言うと、僕が気づいたのは、水温を少し低めにしておくと魚の代謝が低くなるので、魚が大きくならなくて小さい水槽で長く飼えるということが普通に水族館でやられているんですね。なので、彼らたちに適切な水温にしてあげるときと、そうではないときというのを作ると、魚に対して四季が作れていいのかなと思ったり。それをお客様に説明したら面白いんじゃないかと。

若原 面白いですね。最後に今のお話をもう少し詳しくお伺いできますか。

データ活用のターゲットは魚たち/生物を主語に

若原 一般的にデータを活用して、お客様に何か提供するとき、基本的に人間が対象になる話が多いと思うんです。買い物をする人に対して、「こんなものどうですか?」ってお勧めしたり、基本的には「人」がターゲットになるなと思うんですけど、水族館にいる生き物を、ターゲットという言い方がいいかわからないですけど、対象として、環境を最適化してあげるみたいな話って、データを活用する対象としてすごく新しいなと。水族館にいる生き物向けに、生き物を主語というか、中心としていろいろ環境を変えてあげる試みって何かあったりするんですか?

アルゼンチンの自然環境/ペンギンのための照明

山内 例えばペンギンの照明の話があります。ペンギン水槽というのが大きなホールになっていて、お客様も一緒の空間にいるんですけど、17時頃からそのホールはもう暗くなってしまうんですね。なぜかというと、ペンギンたちは17時頃から寝るからなんです。そのペンギンたちはマゼランペンギンという種類で南米に住んでいるんですけど、ペンギンの水槽の照明は、アルゼンチンの毎月の平均日照時間に合わせて、毎月LEDでコントロールされて変わるんです。夜は夜で、人間が見たらすごく幻想的な、暗い中にブルーの水槽が浮かび上がります。ですが、実は前提としては、ペンギンのために、しっかり睡眠時間をとってあげたいからこんなことをやっています。

若原 もともと生息していた地域の環境になるべく合わせるということですね。

山内 そうなんです。でも、「夜のブルーの水槽がきれいだね」って皆さん来るんですけど、そういうことをしたいんじゃなくて、あくまでペンギンのためにやっていると。そこの価値を両立されていくと、よりお客様は喜んでくれるというか。ただ暗いんじゃないんですよ、みたいな。デートのお客様はいっぱいいるんですけど、そういう話するのは、飼育係大好きですね。

若原 いいストーリーですもんね、それって。

山内 お客様に対して小ネタが提供できるのと、お客様がペンギンの生態に少し興味を持ってくれるということにもなりまして、そこにつながるのは結構うれしいです。結果、自分たちが展示している生物の魅力に気づいてくれるという。そんなコミュニケーションですね。

プロジェクションマッピング

若原 確か以前おっしゃっていたお話で、プロジェクションマッピングを水槽に対してするという話、確かありましたよね?

山内 ありましたね。ペンギン水槽でプロジェクションマッピングをやったことがあるんです。水中にいわゆるデジタルアートのすごく美しい光景を表現するという。当時プロジェクションマッピングが流行っていて、集客のために最初はやるわけなんですが、裏テーマがありまして。キラキラした直径1、2センチの光を水中で動かすんですね。ペンギンたちは、その光だけは追うんですよね。ほかの光は何も反応しないんです。大きな花が咲いたり、水槽全体がすごく美しいアートになってペンギンたちは反応しないんですけど、そのキラキラしたものだけはやたら追うんです。なぜかというと、魚の群れに見えているようで・・・。

若原 なるほど。魚のお腹が反射して光る光に見えると。

山内 そうです。プロジェクションマッピングはそのあと何回か作ったんですが、ペンギンを泳がすために作るというふうに変えていきました。

「野生に戻ったよう」/ペンギンの反応をデータ化

山内 どういうことかというと、普段は野生下ではないので、死んだ魚を飼育員の手から食べるという、そういうことしかしてないんですけど、野生に戻ったように生き生きとして泳ぐ姿というのが、スカイツリーの水族館の中で再現される。そういうプロジェクションマッピングを作りたいなと思って。どの模様に一番反応するかというデータをとって、エクセルの表でまとめて、当時やってました。

若原 水槽に、ある種閉じ込められているとも言えるペンギンを、野生に近い状態で運動させてあげるとか、ペンギンにとってもいいことがすごくありそうですし、生き生きとした姿を見れるお客様も楽しいですよね。両方にとってうれしいというか。

メタボ解消?

山内 そうですね。当時いろんな言葉が流行っている中で「メタボ」っていうのがあって、「ペンギンもメタボ解消」というニュースが結構飛びましたね。ただのプロジェクションマッピングじゃないよというのが、お客様からすると恐らく納得感がある話になるんですかね。似たような話で、「ペンギンに光当てて大丈夫なんですか?」と聞かれる方も少なくはなかったので、いやいや、「むしろペンギンにとっていいんですよ」というお話ができます。これは学会にも論文を出して評価されました。

若原それってもしかしたら同じような話が、例えば、ほかの魚やほかの生き物にも展開し得る考え方なのかもしれないですね。

山内 そうですね。やれることを見つけるのが、最初の与件を出すのが難しいと思うんですけど。

生き物にとっての最適解分析

若原 基本、生き物の反応とやったことを上手くデータとして蓄積しながら分析をかけると、その生き物にとっては最適解が見えるみたいな話もあるのかもしれないですね。

山内 ありそうですね。二つ方向性があると思っています。一つはペンギンが魚を追うような、捕食する話、もう一つはびっくりさせて動かすという、捕食されるほうの話があって。前者は魚たちの能動的な動きを引き出さなきゃいけないと思っているんですが、魚って口が小さいので、表現するものも細かくなるんです。そうすると、アーティストやクリエイターたちが、水槽の中で表現したいものがやりにくくなる。なので、開発には時間がかかりそうですけど、今後もそういうのはチャレンジしていきたいですね。そして後者は、あまりやりたくないですね。

社会課題への取り組み

若原 すみだ水族館の素敵なお話をいろいろ伺ってきたわけなんですけども、すみだ水族館の館長をされていたというご経験を、これからのお仕事にどんなふうに活かしていきたいと思われているか、最後に伺ってもよろしいですか?

山内 はい、ありがとうございます。実は水族館時代から僕が現在所属しているUDSには関係があったというか、UDSとお仕事を少ししています。まちづくりとか、人と人とが出会う場づくり、コミュニティづくりみたいなことをUDSのスタッフや社長からいろいろお話を聞いているうちに、UDSに入って、もっと街や社会に貢献できて、課題を解決するようなプロジェクトが作れるんじゃないかと思いまして、2年ほど前にUDSに移りました。UDSはホテルを中心に、飲食店、ミュージアムもやったりしていて、いわゆる企画と設計の会社です。魅力的なプランやプログラムをつくり、それをさらに引き受けて運営までやっている会社なので、これから様々な方面の社会課題をより楽しく解決する場づくりをやっていきたいですね。そして、すみだ水族館のような都市型水族館は、これからの地域コミュニティの核となる場になり得ると信じています。近い将来、UDSらしい都市型水族館をオープンしたいです。

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最後までお読みいただきありがとうございます。
山内さんのトークは以上です。いかがでしたか?
引き続き、当サイトでは弊社エバンジェリストの若原と各界の素敵なゲストによる対談をお届けしていきます。ぜひお楽しみに!

トレジャーデータ株式会社

2011年に日本人がシリコンバレーにて設立。組織内に散在しているあらゆるデータを収集・統合・分析できるデータ基盤「Treasure Data CDP」を提供しています。デジタルマーケティングやDX(デジタルトランスフォーメション)の根幹をなすデータプラットフォームとして、すでに国内外400社以上の各業界のリーディングカンパニーに導入いただいています。
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