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コロナ禍はコミュニティの在り方をどう変えたのか?(ゲスト : 高嶋大介さん第2回)

PLAZMA TALK #11|一般社団法人INTO THE FABRIC 代表理事 高嶋 大介氏

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トレジャーデータのエバンジェリスト若原強が各界注目のゲストを招いて対談するシリーズ「PLAZMA TALK」。

今回のゲストは、一般社団法人INTO THE FABRIC代表理事で、今や高い知名度を誇り全国に広がる「100人カイギ」というコミュニティの発起人でもある高嶋大介さんです。

本対談は3回に分けて配信いたします。
今回のテーマは「コミュニティ × テクノロジー」。

第2回は、コロナ禍はコミュニティの在り方をどう変えたのかを探っていきます。
人と人が実際の場で対面することで生まれる熱量を大切にしてきた「100人カイギ」。新型コロナウイルスの感染拡大後、コミュニティ運営が直面する課題とは? そしてオンラインのイベント開催やテクノロジーはそれをどう補っていけるのでしょうか。一方で若原が注目したのは「企業内100人カイギ」です。企業内コミュニケーションの新たな展開にも繋がる可能性を模索します。

第1回目のトークはこちらから

Topics

「港区で働いている」という意識/人との接点がないオフィス街/企業ではなく人との付き合い/ゆるいつながりが作る信頼関係/ノンジャンルの登壇者/ミックスの多様性/リアルの場・熱量の伝播/オンラインで置き換えられないもの/コロナ以降のコミュニティづくり/原点は人への興味/オンラインの良さは地域を越えられること/1,700人の登壇者を深掘りし直す/地域のファンから全国のファンへ/世界への挑戦、サスティナブルな運営への挑戦/インターナルブランディングとしての可能性/リモートワークは過渡的な概念?/リアルな場としての会社/会社の魅力は人の魅力

Daisuke Takashima: Representative Director, INTO THE FABRIC
Tsuyoshi Wakahara: Evangelist, Treasure Data
Recording: 2020/04/30

※収録はオンラインにて行っています。一部背景に環境音が入っていますがご了承ください。

 

「港区で働いている」という意識 / 人との接点がないオフィス街

若原 次はこの「100人カイギ」というコミュニティが今後どうなっていくかを伺いたいのですが、今後を考えるにあたって、そもそもなんでこれを始めたのか というところも実は気になっています。きっかけと、今後に向けてのお話を伺ってもよろしいですか?

高嶋 「100人カイギ」をなんで始めたかですが、そもそもの話をすると、当時私は、港区で働いていて、港区の人と一緒にたまたま仕事をしていたんです。そのときに、「せっかく港区の企業なんですから一緒にやりましょうよ」みたいな話をいただいたとき、ふと自分が、「ああ、そうか。港区で働いているんだ」っていう意識をもらったんですよ。

言い換えると、オフィスが港区にあるから港区で仕事をしているというくらいの意識しかなかったのが、彼らから見ると、「港区にいる企業だから」「その地域にいる人たちだから」という言い方をしてくれたんですよね。

そのときにふと、「港区って六本木とか新橋とか、オフィス街がものすごくある中で、すごく人が多いのに、人の接点がないな」という話があったんです。例えば、自分がオフィスビルに入居してる企業だとして、エレベーターに乗ると、エレベーターに、「お静かに」「話さないでください」、みたいなかたちになっている。そういったところからも、人と人がこんなにいるのに人のつながりを分断しているなと思ったんですよね。だからこそ、人を知ることができると何か変わるんじゃないかというのが一つ。

企業ではなく人との付き合い

高嶋 もう一つ言うと、企業でオープンイノベーションといった文脈でやっていると、実際、人対人の付き合いなのに、一生懸命付き合う企業を探してしまう・・。

例えば、私が若原さんの知り合いじゃなくて、直接会社に、「こういうお話を伺いたいんですが」と依頼したとします。それを最初にカスタマー部門が受けて、問い合わせに合わせて適切な部門を探して声がかかる。そこから連絡をもらって、「お話したい」というやり取りをする。みんな忙しいので、会えるのが2週間後、3週間後ですねと。さらに、お話をしてみたら、ちょっと違うので、「そういう話だったらこの部門つなげますよ」という流れになって、結果的に、本当に会いたい人と会えるのが、1カ月、2カ月後になるかもしれない。

だけど、人を知っていると、その人と一緒に、「こういう話したいんだけど」って言うと、翌日ランチができて話が進むこともあるかもしれない。これはある意味、ビジネスの速度が上がっていると思うんです。

若原 確かにそうですね。

ゆるいつながりが作る信頼関係

高嶋 だから、緩いつながりというのは、実は人との信頼関係性を作ることではないかなと。そうすると速度も速くなってくる。大企業がすごくビジネス速度が遅いのは、会社対会社の付き合いをしているからじゃないかと思っているんです。その根底である人と人の付き合いとか、人を知っていると、そこを乗り越えられるんじゃないかなと。そういった意味で、もっと人を知る機会を作りたいと思ったんですよね。

ノンジャンルの登壇者 / ミックスの多様性

高嶋 ただ、人を知る機会と言っても、ビジネスセミナーにしちゃうとテーマに興味ある人しか来ないし、敷居を下げたかったので、「100人カイギ」でテーマを決めずに、5人がノンジャンルで毎回話をするということに、かなりこだわっています。という風にかっこよく言ってますけど、毎月5人呼ぶのすごい大変です(笑)。

若原 そうですよね(笑)。

高嶋 5人、話してくれる人を探すと、会社員、学生、企業、NPO、官庁というかたちで、結果的にはバラバラになると。多様性があることがむしろ面白いことに繋がっていると思っています。そこが本当に面白くて、そういったことを作りたくて始めたのが「100人カイギ」っていう話なんですよね。

若原 ありがとうございます。そういうきっかけで始められた「100人カイギ」で、今稼働しているカイギとして39カイギっておっしゃっていたと思うんですけど、その100人カイギもこの新型コロナウイルスの文脈で、3密を避けてリアルに集まってイベントをやるのがなかなか難しくなっている状況があると思うんです。その状況の中で、高嶋さんが今考えられていることや、試行錯誤される中で新しく見えてきた景色がもしあれば、その辺りを伺いたいです。

リアルの場・熱量の伝播 / オンラインで置き換えられないもの

高嶋 コミュニティという言い方をすると、僕らも「対面の場」をすごく大事にしてきました。人と人の集う場の熱量というのがすごく大事になってきていて、不思議なんですが、その熱量は伝播していくのをすごく感じています。ですので、我々はどうしても対面の「リアルな場」のコミュニティはすごく大事だし、こだわりを持っています。でもこういった状況で、オンラインで開催したらどうなるか?という実験を実際にしてみたんです。

若原 「100人カイギ」をオンラインで。

高嶋 はい。そうしてみると、まず一つは、集客面で伸びなかった。「100人カイギ」そのものに期待している方たちというのは、僕らは5人の話を聞く会をしているつもりなんですが、そこだけではなくて、登壇者の話を聞いて面白かったらもっと深く直接話をしたいと思う気持ちとか、そういった場で盛り上がった周りの方たちともっと深く話をしていきたいと思っているんですね。

実は、そういった「思い」がすごく強いことを感じたんです。なので、デジタルに置き換えても、「100人カイギ」の価値を伝えきれないんじゃないかと・・。

「100人カイギ」をオンラインでやってみたんだけど、という話を、200人くらいいる運営者たちと話をしていたんですよね。でも、彼らが口を揃えて言うのは、あの「場」の大事さです。ほとんどの運営者たちが過去にリアルな場に参加していて、「こういった場が作れるなら自分たちの地域でも作りたい」という方が非常に多いので、自分たちが好きだった、来てほしい、感じてほしいっていう「場」って、どうしても対面の場からしか生まれない、という意見がすごく多かった。

そんな状況もあり、今年の2月ぐらいまでは月30ぐらいのイベントがあったんですが、3月になった瞬間に、オンラインでも開催した2つだけが残る、そんな状況になっているんですよね。

若原 ほかのイベントと違うポイントは、例えば、「港区(100人カイギ)」「渋谷区(100人カイギ)」って、自分と物理的な距離感が近い人たちと集まるというところもあると思うんですよね。僕も参加することを想像すると、本編を聞いたあとに、いわゆる「懇親会」「交流会」で、自分と距離の近い人たちと同じものを見た上で感想を言い合えることが、より魅力に感じるイベントですよね。それがオンラインだと難しいところがあるのかもしれないです。

高嶋 そうなんです。だから、オンラインの「場」よりも、オフラインの良さがあるからこそ今でもやりたいと。最近、新型コロナウイルス感染が拡大してから、イベントをやりたいという方が突然減ったんですけど、その前って毎週数件ぐらい「うちの地域でもやりたい」みたいな問い合わせがあったんです。やっぱり如実に結果に出ているなと・・・。

そういったところからも、「100人カイギ」を期待してるかたは、オンラインではなくオフラインのコミュニティを期待しているのかなと思うんです。本当は、今年の10月ぐらいまで毎月開催される地域はほぼ決まっていて、このあとも順調に成長する予定だったんですよね。なのでコミュニティ、つらいですね・・っていう。

若原 直前までは、うちの地域でもやりたい というお話がたくさん来ていたということは、そういうオフラインでつながるニーズは確実に広がっていくんでしょうし、またそれに向けて新たな応え方、取り組み方をポジティブに考えていけるとすごくいいのかなと。

次の仕掛け方というか、試行錯誤したい、トライしてみたいアイデアを伺いしたいなと思うんですが、いかがですか?

コロナ以降のコミュニティづくり
原点は人への興味

高嶋 まさに今考えているのは、「対面の良さ」のコミュニティから、そうじゃない人たちとどうつながりを作るか、だと思っているんですね。そこにどうやってテクノロジーを使っていくか。同じものをデジタルでやって、リアルと同じ体験ができないのであれば、じゃあ違ったかたちでこういった人を知る機会を作っていけないか、と。

さっき言ったように、もともと「100人カイギ」というのは、人を知りたい、その人に興味を持ってもらいたいというのが、もともとのスタートです。だから原点に立ち返って、ただ5人を知る会ではなくて、もっと人を深く知る場を作れないかとか、そういうことを今いろいろ考え始めています。

オンラインの良さは地域を越えられること
1,700人の登壇者を深掘りし直す

高嶋 もう一つ言うと、「100人カイギ」はこれまで340回やってきているんですが、そうなると登壇者が1,700人いるんですよ。1回あたり5人なので。実は、僕も本当に全員と会っているわけじゃないですし、聞けていない地域たくさんあります。1,700人も面白い人たちがいるわけですが、これまで地域に閉じて、その地域で会うこと、地域のつながりをすごく大事にしてきたんですね。

でも、知らない人と知り合いたいし、オンラインの良さって地域を越えることです。自分たちのコンセプトを全否定しているんですが(笑)。でも、それはそれでいいじゃないかと。結局、そこで「つながった人」「興味を持った人」たちがいつか、その地域に興味を持って、向かってもらうきっかけになればいいなと。

それで今始めているのが、「100人カイギ」のオンライン版です。そういったかたちで、「100人カイギchannel」というもので、今過去の登壇者の人たちを深堀りするっていうことをしていますと。

若原 最初にお聞かせいただいた、そもそものきっかけからすると、人をよく知ってつながっていく、という目的が、「100人カイギ」っていうフォーマットもある種、手段だということですよね。

高嶋 そうですね。これまではどちらかというと、オフラインで人と人が自然と盛り上がっていく場を作る。そのプラットフォームにしていくというのが、従来の「100人カイギ」だとすると、「100人カイギ2.0」というか。オンラインでも「100人カイギ」の感覚に近いもの、全く同じものでなくていいんですが、「100人カイギ」っぽさを感じてもらって、人を知る、つながることの面白さを知ってもらうとか、あとは地域の方たちに興味を持ってもらうやり方をしていけばいいのかなと思っています。

若原 この外出自粛がある程度なくなった状況になっていったときに、従来型の「100人カイギ」と、今お考えになられている新しいやり方を、上手く役割分担していくみたいな世界もあるのかもしれないですね。

地域のファンから全国のファンへ

高嶋 はい、まさにそうだと思っています。分担していくべきですね。コミュニティマーケティングというのがマーケティングの手法としてあると思うんですが、要はそれをしているんですよね。どうやってファンをコミュニティの中で作っていくか?を。

これまではどちらかというと、参加された方たち、リアルな「場」に来た方たちがファンになってくれるという構図から、もう少し広く、これまで特定の地域のファンというのがあったのを、広く全国の100人カイギファンというのを作っていくと。

全国の100人カイギファンが増えてくれば、相互に「ここが面白かったよ」というのを発信していく。双方向で盛り上がることによって、今いろんな方たちに知っていただけるようになっているんですよね。これまでSNSに閉じていたものを、もう少し広くファンを作っていくということを、せっかくだから今の時期にやろうかなと。今このやり方に変えています。

若原 先ほどオンラインの良さとして、地域を簡単に越えられること とおっしゃられていましたが、そう考えていったとき、日本という地域すらも飛び越えて、海外とつながるみたいな話も可能性としてはあるのかなと思ったんですね。そういう拡大の仕方は、どんな風に見られているんでしょうか?

高嶋 「100人カイギ」は、国内では本当に順調に成長していた。過去形にしますけど。

若原 コロナ前までは、ということですね。

世界への挑戦、サスティナブルな運営への挑戦

高嶋 次の展開としては、2つあります。その1つが実は海外です。海外からもご相談を数件いただいているんです。それもあってせっかく日本で生まれたフォーマットを世界に持っていきたい。逆に、こういったコミュニティ自体が世界でも通じるんのであれば、試してみたい、チャレンジしたいです。

今「100人カイギ」は2階層あって、各地域で運営している人たちは、地域とつながりたいという自分たちの「思い」があるからこそ今運営しています。一方、僕らがやっている「100人カイギのプラットフォーム側」は、まだまだボランタリーに近いかたちで運営しているというのが実情なんです。

今はこの仕組でもいいですが、じゃあ5年後、このままで本当に継続できるのか?ということはすごく考えています。この仕組みを、このあと10年、20年続けていくのであれば、ちゃんとそこがサステナブルに回る仕組みを作っていかなきゃいけない。

ですので、「100人カイギ」というプラットフォームとしてきちんと収益を上げて、その人たちが専属で、時間と情熱を傾けてくれるという環境を作っていかないと続いていかないんじゃないかなと。
海外に裾野を広げていくという活動と、より継続的にできる基盤を作っていくというこの2つが今後取り組んでいきたいと思っていたことなんです。

若原 基盤を確固たるものにしていくという意味で言うと、少しおっしゃられていた、「企業内カイギ」もすごく可能性ありそうですね。

インターナルブランディングとしての可能性

高嶋 そうですね。企業から、ブランディング費用とか持ってもらえるようになるんであれば、そういったところからも安定した収益が見込めるのであれば、うれしいなと思ったりはしています。

若原 そうですよね。社内コミュニケーション、インターナルブランディングとか、よく言葉としては出てきますし、それで「社内交流会やりましょう」とか、近年運動会がイベントとして復活してるってよく聞くじゃないですか。

運動会といういう手段も、もちろんいいと思いますが、その一つの手段として、「100人カイギ」というフォーマットで社内の人を改めて知っていくのは、僕はすごくいいんじゃないかなと思います。さっきおっしゃられていた、実は本質的な自己紹介、自己開示を5人ずつする会なんだと捉えると、本当の意味での社内交流、部署とか肩書に囚われない社内同士の理解も深まる気がします。「企業内100人カイギ」、もっと広がっていってほしいですよね。働き方改革という文脈でもすごくいいんじゃないかなと思いました。

高嶋 そうですね。今後は、仕事の形式がこれまでとは変わって「プロジェクト型」とかに変わっていくなかで、互いの信頼関係を作っていくきっかけになるかなと。企業の歯車ではなくて、「この人だからこそ一緒にやりたい」というような「人対人の付き合い」をしていかなくてはいけないという意味で、そのきっかけを作ることは、結果的にビジネスの質が上がる、生産性が上がる、そういうところに繋がるんじゃないかなと思ったりしているんです。

若原 私も前職で働き方の研究に携わっていたんですけど、その当時考えていたことと照らし合わせても、「企業内100人カイギ」はすごく興味ありますね。これは広がっていくといいなと改めて思いました。

高嶋 若原さんはこれからの働き方はどういう風になっていくと思いますか?

リモートワークは過渡的な概念?

若原 いろいろな切り口があると思っています。例えば、「リモートワーク、今後どうなるんだろう」と今みんな感じていると思うんですが、リモートワークという概念もある種、過渡的なのかなと。「オフィスに来て仕事するのが普通」という社会的なコンセンサスの中で、そうじゃない行動をとるから「リモートワーク」が特殊な働き方として捉えられているわけじゃないですか。

でも、本来的には、別に場所がどこであろうと、その目的に応じた場所で働けばいいという考え方もあると思うので、もっと広がっていくと、普通な働き方と普通じゃない働き方で、後者をリモートワークと呼ぶみたいな考え方はなくなってくるのかなと、そうなっていってほしいなというのは思いますね。

高嶋 この1カ月ぐらいずっとリモートワークしていますが、このあとみんなが元に戻るのか ですよね。

若原 本当ですね。「満員電車にもう乗りたくない」とよくいろんな人も言っていますよね。逆に今自分たちが「こんなことやりたくない」と思うようなことを、これまでは当たり前のことだといかにこれまで受け入れていたのか が今回いろいろあぶり出されているんじゃないかなと思います。

高嶋 ちょうど昨日も「もう、満員電車乗れない!」という話を友人としました。

リアルな場としての会社

若原 そうですよね。あの中にまた入っていくと考えると、ちょっと憂鬱です。「会社に行くとき」と「自宅でいいとき」というのを、自分の意志をもって選択できるようになっていくといいと思います。行かないといけないときは電車で行くと思うんですけど、それを毎日毎日、理由もなしに「そういうものだから」と繰り返す状況は、いい意味で無くなっていくと思いますね。

例えば、会社に行く1つの理由として「企業内100人カイギ」みたいなものを通じて人と知り合うとか、人をもっとよく知るというのはより強まっていくのかもしれないですね。リアルの、社内の場でしかできないということが会社に行く理由になっていく

会社の魅力は人の魅力

高嶋 「企業内100人カイギ」に参加させてもらったことがあるんですが、皆さん自分の仕事の話ではなくて、すごいパーソナルな話をするんです。普通にプロジェクトで会うとそれぞれの人の仕事上の役割しか知らないところが、パーソナルな話をすることで「この人こんな面白いことしているんだ」ってその人自体に興味が湧く。

「こんなに面白い人たちがいる会社っていいな」と、会社に対しての意識も上がるんじゃないかと思うんです。企業は人の集まりです。だからこそ人の魅力を再発見できること、自分の会社を誇りに思えるようにすることに対して、すごくポジティブに感じています。

「企業内100人カイギ」の場合、会社の中だからこそのぶっちゃけ話とか、「実はこういうことに困っててね・・」みたいな「ここだけの話」がすごく多いんです。そういった意味で考えると、結束が生まれるのが特長かなと。普通の「100人カイギ」と違いがあるというのはそこかもしれないですね。

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最後までお読みいただきありがとうございます。
第2回は以上です。いかがでしたか?
高嶋さんのトークの続きは、最終回テクノロジーはコミュニティを蘇らせるか?(ゲスト : 高嶋大介さん第3回)に続きます。

トレジャーデータ株式会社

2011年に日本人がシリコンバレーにて設立。組織内に散在しているあらゆるデータを収集・統合・分析できるデータ基盤「Treasure Data CDP」を提供しています。デジタルマーケティングやDX(デジタルトランスフォーメション)の根幹をなすデータプラットフォームとして、すでに国内外400社以上の各業界のリーディングカンパニーに導入いただいています。
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